購買意欲が湧き出すコミュニティーと世界観の練習の話
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
消費者の購買意欲が湧き出す
コミュニティーとは?
コミュニティーが強いのは
今も昔も同じですが、
世の中がぐらぐらしている今
コミュニティーの重要性が
見直されています。
Twitterフォロワー1万人よりコミュニティ・ファーストな理由 - みずもん
国も1つのコミュニティーですが
地域コミュニティーと同じように
あまり頼りにできませんよね。
自分たちが勤務する企業も
コミュニティーです。
100%信用できますか?
Amazon帝国とは何か?
ちょっと極端な話をしますが
世の中のあらゆるものが
Amazonで買えたらどんなに快適でしょうか?
アカウントさえ持っていれば
クレジットカードは管理されていて
欲しいものをポチりさえすれば
早ければ当日の夕方には商品が届きます。
Amazonは私たちに何を与えたか
以前は両手がちぎれるような
米、水、ビール、ティッシュペーパー
のような重いものを持つことはもうなくなりました。
もしも、不動産さえAmazonが独占し
Amazonを通して契約すれば
更新料が減額されるとしたら
誰しもAmazonで賃貸を探すようになるでしょう。
Amazonは何を得るのか
Amazonの圧倒的な集客力の前に
あらゆる小売業の人たちが
Amazonを通して商売をしたくなることでしょう。
Amazonでものを売りたい場合
大口出品サービスだと
月間登録料4,900円+注文成約時にかかる販売手数料
がかかります。
もしもAmazonしか選択肢がないと考えた場合
これはAmazon帝国に納める税金ですよね。
services.amazon.co.jpより
Amazonだけじゃない帝国支配
私も使っているillustratorのAdobeも
月額制になりました。
illustratorを使いたいならば
税金を納めろ!
というわけです。
adobe.comより
モノを媒介にしたコミュニティー
下はNewsPicksに投稿された
ホリエモンこと堀江貴文さんによる
コメントです。
コミュニティーについて言及した
かなり鋭い内容となっています。
ファンの集まるお店はコミュニティーだ
例えば、
漫画『キングダム』だけを売る書店があるとします。
お店のオンライン掲示板を設置すると
キングダムの登場人物の話や
春秋戦国時代の歴史の話で盛り上がることでしょう。
Amazonのレビューは信頼できませんが
楽天のショップでは
本当にキングダムについて深い愛のある人が集まっています。
その集合体である楽天の強みは
このコミュニティーだという指摘です。
Amazonよりも楽天にある強み
水や洗剤、トイレットペーパーのような
消耗品であればAmazonで十分です。
自動化やスピード化は当然の流れです。
楽天のようなコミュニティーの強みは
好き嫌いの好みの差が細かい
嗜好品でこそ発揮されるのです。
好き嫌いは世界観に依存する
この嗜好品に当たる部分が
人になったものが
オンラインサロンと呼ばれるものです。
オンラインサロンの代表的なものは
DMMが運営するDMMラウンジです。
lounge.dmm.comより
現時点では
堀江さんが指摘するように
有名人だからできるものですが
近未来には有名人である必要はなくなり
コミュニティー自体も
100人もいなくてもよくなると見ています。
有名人だけじゃない!きてるオンラインサロンの波とたった2つの課題 - みずもん
世界観に人は憧れる
好きか嫌いかの対象は
世界観です。
無印良品とヴェルサーチとでは
世界観が全然違いますよね。
無印良品のホテルと
ヴェルサーチのホテルだったら
客層はまったく異なることになるでしょう。
versace.comより
Facebookはあなた雑誌
とは言え
有名人でもなく、特殊能力もない
一般の人がいきなり
オンラインサロンと言ってもかなりハードルが高いでしょう。
ではまず、
あなたのFacebookで練習してみましょう。
Facebookでどれだけ世界観を演出できるか。
まずはあなたを中心とした
コミュニティーをFacebookの中に作りましょう。
おわり