エッセンシャル思考は立ち読みで大丈夫
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
すごく読みやすい本で立ち読みでも読めちゃうコスパのいい本です。
ざっくり言うと「最少の時間で成果を最大にしようぜ!」みたいな本です。あまり時間をかけずに大きなきっかけを得られることをこの本自体が示しています。この手の考えがすでに浸透している人ならば目次を読むだけでO.K.です。
個人的には最初の見開き「エッセンシャル思考とはどのようなものか」だけ立ち読みできれば仕事は半分以上終わったも同然だと思いますよ。(以下写真)
逆の立場である非エッセンシャル思考とは、
・やらなくては
・どれも大事
・全部できる
的なことが行動基準になっている状態を言います。
真面目でよく働いているように見えて、実際は頭を使うという重労働をサボっている状態を指します。
目次でほぼほぼ中身がわかる
繰り返しになりますが、名著『エッセンシャル思考』は目次を読めば、だいたい言いたいことはわかるように作られています。立ち読みでいいんだから、めちゃ良心的です。気になる部分だけ詳しく読み込みたい人は手元に置いておいてもいいと思うので、買う前に満足を与えちゃって手放せなくする「薬の売人」商法とも言えますね。
<目次>
エッセンシャル思考とは何か
エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
選択 選ぶ力を取り戻す
ノイズ 大多数のものは無価値である
トレードオフ 何かを選ぶことは、何かを捨てること
見極める技術
孤独 考えるためのスペースをつくる
洞察 情報の本質をつかみとる
遊び 内なる子供の声を聴く
睡眠 1時間の眠りが数時間分の成果を生む
選抜 もっとも厳しい基準で決める
捨てる技術
目標 最終形を明確にする
拒否 断固として上手に断る
キャンセル 過去の損失を切り捨てる
編集 余剰を削り、本質を取り出す
線引き 境界を決めると自由になれる
しくみ化の技術
バッファ 最悪の事態を想定する
削減 仕事を減らし、成果を増やす
前進 小さな一歩を積み重ねる
習慣 本質的な行動を無意識化する
集中 「今、何が重要か」を考える
未来 エッセンシャル思考を生きる
エッセンシャル思考のリーダーシップ
はじめの方は手順がずらっと書いてある感じなので、順番に斜め読みがおすすめ。最後の方はオムニバス形式なので、気になったところだけあとから読めばO.K.。とにかく最初の方から進めて、満腹感を感じたらまた今度つまみ食いする感じで。
より詳しいことが知りたくなったら
「何がわからないのかわからない」という表現がありますが、まさに『エッセンシャル思考』は“目次本”です。この本を読んで気になったことは、もっと難しめの本で詳しく調べるといいでしょう。
◆本質を切り取る系→『ストレッチ』
◆本質の言語化と具体的な行動化する系→『SIMPLE RULES』
◆本質的な行動の半自動化する系→『究極の思考法』
あたりの本に飛ぶといいと思います。
なんども強調しますが、『エッセンシャル思考』は“目次本”。入り口に最適で、立ち読みで十分です。だって、自分で「最少の時間で成果を最大にする」って宣言してますから!!!
書店で見つけたら、脊髄反射で手に取ってくださいね。