マンガ結社 日中韓

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読書始めてみたい人のための読む本読む順

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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継続課金型コミュニティ設計・管理

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本読んだ方がいいよ。って話

そりゃ、「●●した方がいいよ」って言われれば、した方がいいでしょう。みんなわかってる。でも、人には与えられている時間が限られているのでね。

ここ2ヶ月くらいひたすら本を読んでいました。時間管理術がちょっとずつ身についてきたので可能になったのだと思います。

どの本をどんな順番で読めばいいのか、まとめておきました。もちろん人によって欲しい情報は違うでしょう。ご安心ください!自分に欠けている情報がなんなのかに気づく初期段階の「読書への導入」だとお考えください。サクッとかなり使える内容になるように意識してみました。

 

読んでもらいたい本と順番はこんな感じ。

失敗で終わる確率を排除するための本

制約がないと頭を使わないことに気づくための本

過大評価されている「勇気」に対して現実見ろよ!の意味がわかる本

この本に書いてあることができるためにその他の本を読むという本

誰かの主観による武勇伝みたいな“自己啓発”は省いてあります!

 

失敗で終わる確率を排除するための本 

◎マインドセット「やればできる! 」の研究
キャロル s ドゥエック

いきなり怪しいタイトルですが、まずは「やればできる!」根拠をしっかりな土台として用意することは何をするにも急がば回れの近道になります。

手っ取り早く、何が言いたいかと言うと

自分の能力に対して「固定されたものを使う感覚の人」か「いつまでも変化し続けて成長できる感覚の人」かという本です。失敗していないかのように現実を捻じ曲げて先に進めない人にならないように、失敗を受け入れて前に進めるようにする本です。

 

本人がしゃべっているTED動画があるので、だいたいを把握したい人はチェックしてみてください。

www.ted.com

 

Amazonレビューでは「人生変わりました」なんてのもありますが、大げさではなく、ここでつまずいている人にとっては革命レベルの事件になると思いますよ。

制約がないと頭を使わないことに気づくための本

◎ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法
スコット・ソネンシェイン

時間・お金・スキルに関して、他人と比べて恵まれている自信ないけれども?って人のために、むしろ捨てることでやるべきことが見えてくるってアイデアについて書かれた本です。

「少ないコストで成果を最大化する」的な考え方の入門書に『エッセンシャル思考』ってタイトルもありますが、よりエッセンシャル思考で綺麗にまとめられたのが『ストレッチ』だと思ってください。エッセンシャル思考のエッセンシャル思考版。

 

何をするべきか考える時に「もっと大事なことがあるんじゃないか」「もっと見落としているものがあるんじゃないか」と繰り返し考え込んでしまうような時に手に取ってみるといい本です。答えの出ない問いから抜け出せる考え方です

過大評価されている「勇気」に対して現実見ろよ!の意味がわかる本

◎今いる場所で突き抜けろ! ――強みに気づいて自由に働く4つのルール
カル・ニューポート

目標を決める時になって、どこまでやればいいの?ってゴール設定に困ってしまう人のための本。例えば、どれくらいできるようになることを目指せばいいの?って疑問に答えてくれます。

「好きを仕事に」と言う偉人たちのよくあるありがた〜いスピーチは、真面目に受け取るととんでもない有害なものになるって話が冒頭に出てきます。

 

筆者曰く

「やりたいこと」など、めったにない

もちろん、ここで終わりではなく、だからどうすると続くわけですけど。

ブロガーとしても成功している筆者による「ブログで稼ぐの失敗例」もリアルでわかりやすい。

こちらも本人がしゃべっている動画がありました。日本語訳はないみたいなのですが、タイトルの“Follow Your Passion” Is Bad Adviceとは、「情熱に従え」は悪いアドアイスってことですもんね。

vimeo.com

この本に書いてあることができるためにその他の本を読むという本

◎SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える
ドナルド サル

じゃあ具体的に何か始めようとなった時に、どのように進めていくのかについて「本当に大事なことは何か」と研ぎ澄ますのに役立つ一冊。

たった3つか4つの指針に従って行動すれば、どんな気が動転してしまうようなピンチの時でも適切な判断ができると言う考え方です。実際に救急救命や戦争でも使われて結果が出ている事例が多く盛り込まれています。

 

「自己紹介してください」とか、「御社の製品の特徴は?」とか、結局、一文程度で言えないとそれは嘘だと思います。何を言ったらいいのかわからないから無駄な形容詞をいろいろくっつけなきゃいけなくなる。シンプルとはそういうものです。

仕事だって、目的を一言で言えないと怪しいものです。「好きだから」「これしかできないんで」それが正直な言葉だと思います。

本の選び方について

「エビデンス」という言葉がすでにかなり浸透しているように思いますが、本を選ぶ時に気をつけたいのは、「ひとりの体験をひとりの視点から魅力的なストーリーにでっち上げているんじゃないか」と言う問題です。

私もつい先日まで、この問題に気づかずに実際にこのブログでもご紹介したこともありました。確かに知っている人の武勇伝は元気が出るし、ちょっと知っているだけに「自分ももしかしたら...」なんて気分にさせてくれるのですが。

 

今回ご紹介した本は、サンプルを取ったり研究結果の引用だったりと比較的客観性には自信を持てるものになっているかと思います。

本を読んでいて面白いのは「あの本とこの本が、ここで繋がった!」みたいな体験です。まさにその点こそが真理なんじゃないかと言うわけです。本はあくまで参考にするものですが、1人のうまくいった話(しかも脚色の可能性あり)の類の“自己啓発”よりはよっぽど事故の危険はないとお勧めしま〜す。