交通機関の乱れ 強風で東京はどうなるのか
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
朝起きるとすごい風、そして・・・
2016年2月14日。全国的に気温が上昇し、北日本や東日本を中心に荒れた天気となります。雨や風が強まっている原因は急速に発達している低気圧と前線の影響で広い範囲で、大気の状態が不安定になっています。
交通機関の乱れです 気になるのは
こういう事態が今後繰り返すと考えると、当時、どうなっていたのかを記憶に残すことは意味があることだと考えます。
強風や台風というところまでは天気予報がしてくれますが、それで交通機関がどうなってどう対処するのかというところまでは各自の判断となるのが現実です。早めに出た方がいいのか、前乗りした方が良いのか、その判断のお材料があると便利です。その都度いちいち調べるのは大変です。
ちなみに今回は、東京23区で風速7m。予想される最大風速は18mです。
JRのwebサイトより
そこでJRのwebサイトで確認してみました。
中央方面。
東京の東西を結ぶ大動脈中央線などは風には強いようです。武蔵野線の直通運転中止は、京葉線内での強風が原因です。
山手線も大丈夫。
東海道方面。
横須賀線が、東戸塚駅の架線に付着物。これに関しては、どのエリアでも起こり得ることですし、致命的な遅延には繋がらないと考えられます。海沿いを通る東海道線も大丈夫です。
東北・高崎方面。
北に向かうのも大丈夫。
総武方面。
東へ向かう各線については、他の方面と随分色が違います。ただ、よく見ますと、京葉線と内房線がはっきりと「強風の影響で」と明記してあります。
自分がそれに当てはまれば100%
なんだ。意外と大丈夫なんだ。
と思う人が多いとは思いますが、自分がその路線を利用する当事者だったら、強風によって交通機関の影響を受けるリスクは100%と考えても良いくらいです。何事もそうですが、統計上の確率などは自分がどうなのかということと時にまったく関係がありません。
日本で資産1,000億円以上である確率は0.00...何%だったとしても、ほぼいないという確率だったとしても、該当する人は100%該当するわけです。
顧客満足度97.8%のサービスでも、あなたがまったく気に入らないこともあるわけです。
どこまでやるかはあなた次第
こんな話を聞いたことがあります。ある将棋の対局で、ある人は前日入りし、その対戦相手は交通機関の乱れで会場に来れなかったのだそうです。
誰もが納得する気象条件が原因で、例えば台風で飛行機が飛ばないなど、この対局は不成立になりそうでした。普通に個人的な理由で対戦時間に間に合わなければ不戦敗ですよね。きっと。
棋士は言いました。「だから私は前日から来ていた」と。
みなさんは、これについてどう思いますか?
交通機関の乱れで会場に来れなかった棋士を不戦敗にするのはかわいそうですか?それでも会場に来た棋士が報われるべきでしょうか?
大雪が降った日に、会社に来るやつ来ないやつの話にもつながることですね。