口だけで何もしない人を不思議だと思いませんか どう対処しますか
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
人それぞれ、価値観の違いはあるものですが、私にとってとっても不思議な人は口だけで何もしない人です。口さえも「行けたら行きます」「やれたらやります」の人はさらに不思議です。彼らには寿命の概念がないのでしょうか?
人は必ず死ぬ 早いか遅いかの違いしかない
人は何のために生きてくるのか・・・
難しいことを言い出したものです。でも、1つだけ言えることは
人は死ぬために生きたくるのである。
だから、生きていることは死ぬまでの暇つぶしと言ってもいいのではないでしょうか?
この感覚は人それぞれなのかもしれないですが、何もない何もすることがない何も生み出さない時間は苦痛です。
退屈は死に至る病。
というのは本当だと思います。
不安を持つことは人間の特権である
人はどうせ死ぬのに、どうして将来に不安を持つのでしょうか?
人は絶対に死ぬから、将来に不安を持つのだと思います。
人は絶対に取り戻せないものに喪失感を感じます。
人が喪失感を恐れるのは想像力があるからですね。
馬は想像力がないので、見えない世界はないことになっています。
だから、怖がる馬には目隠しをします。人間だったら怖い時に目隠しされるともっと怖くなりますよね。
http://blog-imgs-53.fc2.com/e/m/i/emimholidays/horse_catedral_sevilla.jpg
想像力がある人間には、準備したり、身構えたりすることができるんですよね。
仕事は暇つぶしなのだろうか
雇われ仕事って、私も経験があるのですが、「これ、やっといてね。」という仕事で時間を埋めていく感覚にとらわれます。
多分、潜在的に自分の仕事じゃないと思っているからです。
シンプルな言い方をすると、長い長い暇つぶし。
もちろん給料が出るので、その間は生活に困ることはありません。
だからと言ってその分寿命が伸びているわけでもありません。
他人の人生を手伝って、他人のやりたいことを担って畑から栄養をもらっているもののその場からは根っこがつながれて一歩も進めないイメージです。
社内でしか通用しないスキルや信用の積み重ねでしかなかったためというのがその理由です。
雇われでも、外の世界から直接評価される仕事を選んでいれば、話は違ってくるとは思います。
みなさんの仕事はどうですか?
挑戦してからの軌道修正の繰り返し
もうすでにある仕事に対して「それ私がやります!」と手を挙げるのは簡単です。
求人に応募して採用してもらうのは誰にでもできます。
自分で仕事を創り出すのはなかなか難しいですよ〜。
百発百中で計画が思い通りに行くことなんて、相当な幸運です。
若いベンチャー企業に資金を投資する投資家さんの話でも、最初の事業計画通りに行くベンチャー企業なんて滅多にないそうです。
走り出して、ダメだと気づいて軌道修正の繰り返しだそうです。
だから、個人レベルでどう生きていこうかな?なんて考えた時は、あれこれ手を出して失敗して、多くの挑戦で生き方を変化させて、多くの変化の中の1つが成功につながります。
だから、何がうまくいくのか考え込んでいるだけでは、いつまで経ってもいい結果は期待できません。
私は、何かに挑戦していない時間は不安でいっぱいです。
無味無臭のまま何かを成し遂げた人などいない
はっきり言って、恥をかいたり、誰かに迷惑をかけたり、そんなの当たり前です。
数人の仲間と、敵がうようよいるフィールドをクエストするようなものです。
美談しかない偉人の人生なんてありません。
福島の貧しい家庭に生まれ、左手のハンディキャップを乗り越えて、細菌学者として黄熱病ウイルスを発見した偉人・野口英世の伝記は、私自身幼少期に親から与えられて大変な感銘を受けたものですが、
野口英世自身が「あれは作り話だ」と語ったという話もあります。
どんな人物だって、何かを成し遂げた人に無味無臭はあり得ません。
野口英世:http://www.sankei.com/photo/images/news/160101/sty1601010003-f3.jpg
右か左かの選択を一度も間違えない人なんてあり得ないですよね、普通に考えて。
現代を生きている偉人たちを見ても、人間的な偏りはなかなかの人でなしレベルですよ。
世界のバランスを考えるなんて、想像上の聖人君子にしかできないことだと思いませんか?
挑戦する人を大事にしたい理由はシンプルに尊敬するから
だから、私から見たら、一歩を踏み出さない人の精神状態が不思議でなりません。
何も挑戦しない生き方に不安しかないのに。
彼らは不安を感じない強い精神力を持っているのだろうか。
ジェダイのように、弱い心を持たないために心自体を捨てたのだろうか。
私はFacebookを多用するので、自分なりのアイデアや企画をFacebook上で提案したりすることが多いです。
「いいですね」とか「面白いですね」とかコメントしてくれる人もたくさんいるのですが、実際に何か一緒に動き出せた人は数人です。
そもそも、友達が数千人いるのに、反応するのが10人前後です。
原因はお互いにあることはわかりますが、結果的には残念ですね。
力を合わせればいろんなことがもっとできるはずなのに。
だからこそ、一緒に動いてくれる貴重な存在を絶対に大事にしたいし、極端なえこひいきをしたいです。
そして、逆の立場の場合は、極端なえこひいきを期待します。
まず、挑戦できる相手に対して、とても尊敬を感じるからです。
そして、そういう関係がとっても気持ちいいからです。