成立目前のIR法案とは 結局カジノはいつできるのかな
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
IR(カジノを含む統合型リゾート施設)の整備を推進する法案(通称、カジノ法案)が6日の衆議院本会議で賛成多数で可決され、参議院に送られる見通しです。
来週14日までの今の国会で成立する方針です。
執行部は早ければ8日の参院内閣委で審議、採決し、9日の本会議で成立をさせるとも言われています。
「IR法案」のキーワードで、昨日までは私の記事が検索上位を占めていたのですが、ニュース記事がバンバン入ってきてライバルがひしめいている状況になりました。
キーワードの注目度も急上昇。
ニュース記事なんて、どこも同じことしか書いていないのに悔しいです(笑)!
しょうがないから、私はニュースじゃ言えない方向性から「実はね・・・」ってところを書いていくことにします。どんどん世の中に出回る検索上位の記事も一緒にチェックしていきましょう。
議員筋の人も自分の口からは言えないことはリークしてきていいですよ。2014年のように。ちゃんと善良な国民に真実を伝えましょう!
<もくじ>
IR法案とは
そもそもの「IR法案とは」から丁寧に見ておきましょう。
先日の記事でも書いているので、もう読んだ人はこのパートはスキップしてO.K.ですよ。
まずIRとは、Integrated Resortsのことで、日本語では統合型リゾート施設と訳されています。
http://www.hetzeldesign.com/projects/hospitality/slider/osaka-01-normal.jpg
カジノを含む統合リゾートは、英語ではIntegrated Resorts(IR)と表記されます。IRはカジノのみならず、ホテル、劇場、パーク、ミュージアム、MICE施設などを一つの区域に含む統合施設です。
このMICEとは企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会、イベント(Exhibition/Event)の頭文字をとったものです。
引用:
IR法案=カジノ法案で差し支えない
衆議院議員・緒方林太郎さんの記事。後から来たのに追い越されましたが、議員さんの方が当事者として近い立場からの発言なので、ある程度いたしかたないか・・・
言ってることは同じなんですけどね。
世間ではIR法案の事をカジノ法案と言うと、「レッテル貼りだ。今回整備するのは、包括的なリゾート施設であり、カジノはその一部に過ぎない。」という反論が返ってきます。一見正しそうに見えますが、そうでもありません。
引用:
おっしゃる通り!「そうではない」のです。
IR全体から見て、カジノの占める面積なんて5%にも満たない小さなものですが、カジノから生み出される売上高は80%をはるかに超えます。
つまり、カジノがIRの顔であり、脳であり、心臓なんですよね。
ですから、今、私たちは「カジノ法案」が成立する歴史の瞬間に立ち会っているんですね。
55%の人がIR法案に反対って言うけど本当?
ちょっと失礼な言い方ですが、「あなたはIR法案について、どれくらい知っていますか?」
下のタイトルを見た時に、なんか変だよねって思いました。
「IR法案について、55%の人が『反対』」って言うけど、55%の人って誰だろう?
カジノ解禁などを含む統合型リゾート施設の整備を推進するいわゆるIR法案について、55%の人がこの法案の成立に「反対」していることがJNNの世論調査でわかりました。
引用:
4,000サンプルくらい取れば、統計的には有意(意味がある)と聞いたことがありますので、それくらいは余裕で取ってるんだとは思いますが、
世間の人って、そんなにIR法案について詳しいのかな?わかって反対してるのかな?
悪いけど、うちの祖母んちの田舎で世論調査しても1人も賛成しないと思う。
肌感覚では、55%の人が「しらね〜よ」って回答しそうだけどね。
個人的には、外国人向けに開放されるカジノのことを、おそらく生涯カジノの中には立ち入らない一般の人たちに聞くことになんの意味も感じないのですが・・・
IR法案今成立しないと100年経っても無理
さんざん盛り上げて申し訳ないことですが、IR法案が通っても、すぐにカジノができるわけではありません。
IR法案は入り口にすぎません。
ここを通過しても、まだまだ問題山積です。
IR法案は政府に対してさらに詳細を詰めた法律(ギャンブル依存症対策やマネーロンダリング防止対策など)を出させるための法律で、まず家の門を開けるためのものなんです。なので、まだまだ何段階もあるステップが待ち受けているので、まずこれが通らなければ日本にとってのIRは厳しい状況になります。
引用:
ただ、タイミング的には今ここであらゆる可能性を断ち切ることが国益につながるとは誰にも言えない(そう、神でも!)わけで、これでも遅すぎたくらいです。
経済効果は6000億円 横浜市は積極的
林文子横浜市長は臨海部の有効活用としてIRに対して積極的です。
山下公園に隣接する山下ふ頭は建設候補地として本命視されています。
経済効果は6,000億円、雇用創出は60,000人を超えると見られています。
正しく知るか口を閉じるのが吉!
今回のIR法案成立に関して「なんだよ、知らなかったよ〜」って方が良かったかもしれません。変に不安になるくらいなら。
ただ、不安を煽ったり、「儲かるビジネスがありますよ」みたいなものからの防衛にはお役に立つとは思います。
宝くじというかなり割の悪いギャンブルが “天下の” みずほ銀行で白昼堂々売ってる日本で、カジノがどうこうという話になるのは片腹痛いわけですが、
これは個人の意見なので、みなさんの意見はみなさんのものです。
IR法案がどうなっても、もっと言っちゃうとカジノができても、私たち(日本人)の多くの生活には直接的な変化は何も起きないことでしょう。
一生に一度「こんなものか」と行けば十分なディズニーランドみたいなものです。
私たちが束になっても、海外セレブの一回のベット(賭け金)には及びませんから、カジノ側も海外の富裕層向けにサービスを展開していきます。
そうです!私たちはそもそも狙われていません。安心してください。
気にしない。気にしない。
今日も日本は平和です。
P.S. 最後まで読んでくれてありがとうございます。
Twitterのフォローよろしくお願いします。
↓↓↓