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安心しろ 人工知能(AI)より人間の方が頭いいし 何より人間の方が安い

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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継続課金型コミュニティ設計・管理

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【更新・2017.01.11】AI(artificial intelligence : 人工知能)のことが話題になっていて目を引きました。囲碁でもAIが人間を負かしたようです。96.3%の調理師、93.7%のウェイターが20年後には失業するなんて話もあります。多くのレストランは自動化されているでしょうからね。安定供給や衛生面を考えても流れはそうなっていくでしょう。

 

思えば、2015年は人工知能の年でした。

今日は人工知能について書きますね。あまり詳しくないので、一般的な視点から見れるはずです(専門的でなく)。

 

人工知能(AI)が人間なんて不要な世界を作る

 2014年のイーロン・マスクのツイートです。これは当時、世間をにぎわせました。和訳すると、

ボストロムの著書「Superintelligence」は読む価値があるね。私たちは、 AIには超(super)注意する必要があります。核兵器よりも潜在的に危険。

産業革命の時に、仕事を失うことを恐れた労働者が機械を破壊した「ラッダイト運動」が起こりそうな発言ですね。かなりハイセンスなギャグ。

 

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人工知能が得意な画像解析とは

安心してください。人工知能なんて、ネコの画像を解析して「これはネコですね」とわかって喜んでいるレベルなので。

 

ログイン機能で、9個くらい写真が出てきて「サボテンの写真をすべて選んでください」ってのありますよね。「私は人間です」ってやつです。あれは人工知能には難しい問題なんです。あなたも人間なら、ちょろいもんでしょ?

 

2015年。人工知能に再びスポットライトを当てたのは「ディープラーニング」です。ディープラーニングの説明に使われている図解ですが、まったく意味がわかりません。

一つ言えるとするならば、不安によって人の感情を動かすというのはあらゆる市場で使われている手法であるということです。

http://blogs.itmedia.co.jp/itsolutionjuku/07_08.png
http://blogs.itmedia.co.jp/itsolutionjuku/07_08.png

不安になる図です...

 

人工知能(AI)ができること

人工知能と聞くと、映画の中の幻想的な人工知能とリアルな人工知能を混同して、頭の中がごちゃごちゃになっているみたいです。実情を見る限り、現時点においては人工知能ができることはとても限られたことです。

 

人工知能研究は幅広い分野に試みられていますが、生身の人間が持つ複雑な機能から見れば、人工知能ができることはとても狭い範囲に限られます。

例えば、人工知能というものをイメージしやすい分野として人工知能学会では「推論」と「学習」を挙げています。

 

人工知能(AI)はまだこんなもの

推論」とは、知識をもとに新しい結論を得ることです。囲碁のルールを知識として、人間が与えることで目的達成の手順を導き出します。

学習」とは、情報から将来使えそうな知識を見つけることです。お客さんの買い物の内容を調査して、 “パンを買ったお客さんは牛乳も一緒に買う” と学習します。

 

結論めいたことを言うと、人工知能はすごく “深くて、狭いやつ” です。「サヴァン症候群」に例えられますよね。ある特定の一つのことに天才的な能力を発揮する人間も存在が記録されています。でも、それ以外のことは平凡なんです(むしろできない)。

 

だから、経理のような単純作業は人工知能の得意中の得意なので、97.6%の経理の仕事は機械に奪われると言われています。早くそんな世界が来て欲しいと思っている経営者の数の方が多いのでは?

 

クリエイティブ、リーダーシップ、交渉力は人工知能にはありません。

人工知能は絶対に起業しません!(笑)

 

人工知能(AI)は友達ですよ

元も子もない話をすると、多くの人にとって「人工知能」とは、面白いけれども学習するだけ無駄な知識です。はっきり言って太刀打ちできないと思います。

 

知り合いの人工知能関連の会社をやっている人の話では、AWS(Amazon Web Services)の上等なサーバーをいくつもいくつも稼働させるほどの負荷があるそうで、月に50万円とかあっという間に吹っ飛ぶそうです。

 

それなら、「ネコをネコだと認識できる」だけの人間なら2人は雇えるだろうし、あらゆる科学技術がそうだったように、軍事的に国家予算規模で最先端はお任せするのが現実的です。今はまだね。

 

いずれにしても、人工知能は私たち人類を単純労働地獄から解放する友達です。人工知能はまだまだツールに過ぎません。正しく恐れて正しく付き合ったらすごく “使える” 友達です。

 

よくわからない者を恐れて存在を無視したり冷たくあしらうのは頭のいい人のやり方ではありませんよね。