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本当の地獄は満員電車そのものではない

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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継続課金型コミュニティ設計・管理

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ここのところ急に寒くなってきました。温度変化によってお腹が痛くなる人もぼちぼち出てくるのではないですか。人には必ず弱点があるもので、私の場合はお腹が正直だということです。

昨晩、辛い辛い大好きな雲林坊秋葉原店の汁なし担々麺を食べた自業自得なのですが、朝の移動中にお腹が痛くなりました。なんとかギリギリ間に合いましたが、駅のトイレには行きたくないものです。そもそも床が濡れてるし、何より通勤ラッシュの時間帯に空いているとは思えません。

小池百合子知事。サラリーマンのみなさんに気持ちよく納税していただくためには、満員電車ゼロよりも先にやることがある!

 

仮説:朝のトイレの価格高騰

 

圧倒的に足りないトイレ

今回はわかりやすく男子トイレの個室の数にだけ目を向けてみよう。

例えば、新宿とベッドタウン八王子の東西に結ぶ私鉄・京王線新宿駅の場合、電車は3本まで入るプラットフォームの構造で、トイレは3番線の新宿寄りに一箇所。

Yahoo!知恵袋でJR山手線で使われている車両の定員が162人と書いてあるのを見つけました。それほど大きくハズしていないと思われるので、200人乗っている車両が10両編成と考えれば2,000人の乗客が電車の到着するたびに溢れ出てくると考えてみます。

 

クラスに1人はお腹の弱い子がいると仮定して場合、2,000人に対して40人に1人はトイレに行きたいことになります。その数なんと、50人!

そんな電車が数分間隔でホームに入ってくるのです。毎回50人がトイレを探し始めます。

1,000人のトイレに行きたい人が、60分間で集まるのです。

 

しかも、朝の時間帯は新宿にあれだけ軒を連ねる百貨店が全部閉まっています。昼間は優雅なショッピングエリアも、朝は人間が家畜のように人道が入り込む余地なく輸送されているわけです。

 

これ、現実ってどうなってるんだろう。想像するだけで恐ろしい。

 

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京王線新宿駅 平日の時刻表 引用:京王グループ

 

満員電車に乗ることは好き好んで自分で選んだこと

満員電車というものは、すべてのサラリーマンが就職活動をはじめた時点であったはずです。

だから、あの満員電車に乗るような生活を希望して、今の会社を選択したわけですから好き好んで乗っているわけです。

それに、はたから見たら異常な光景でも、当事者になってしまえば慣れるものです。冷暖房完備ですし、スマホをいじる自由も与えられています。

 

満員電車って外部の人が過剰反応して不満を煽るほど問題のあるものではありません。

ただ、トイレを我慢する “あの” 地獄を望んでいる人なんているわけがない。

日本の通勤ラッシュで放置されている「破綻」とは、トイレ問題なのです。

 

朝、トイレに行けないから会社を辞める。朝、トイレに行けない未来が見えてるから就活しない。

そんなのなんか変ですよね。

 

でも、当事者にとっては、職場の人間関係以上に現実的にストレスフルな問題です。挫折を経験したことのない温室育ちは、自分を責めて自殺しても不思議でないくらいの負荷を与えてきます。

 

薬なんて信用しない

このような現実に対して、薬を飲むなどして戦っているサラリーマンの人も少なくないことでしょう。寝れないほどにタスクをこないしている人が栄養ドリンクを飲んでいるのを見たことがあります。

 

stoppa.lion.co.jp

www.biofermin.co.jp

 

でも、自然に起こる現象を止めるということは、必ず何らかの反作用があります。

栄養ドリンクでは、飲んだ直後は一気に元気になって、後から反動が来ると聞いたことがあります。

私はこれまで体験したことがありませんが、そんな得体の知れないものを安易に体内に入れたくはありません。

 

私は可能な限り医者とも付き合いたくないくらいに思っています。

 

私がサラリーマンの時にやっていたのは「時差通勤」です。今でも、通勤ラッシュ時に移動の必要がある時は2時間程度早く家を出ます。

とにかく通勤ラッシュという現象自体に関わりたくないのです。それに、移動した先で仕事ができるので、ダメージがありません。順番を取り替えただけです。

 

今必要なのは平等ではなく公平感

この文脈から考えて行くと、JR中央線のグリーン車導入は賞賛されるべきです。

お金に余裕のある人はグリーン車の中でトイレを済ませてくれるし、その分のトイレはグリーン車を利用できない人へ回すことができます。

 

tabiris.com

 

この通勤ラッシュのトイレ問題は、そのまま現代社会の縮図のように感じられます。

やっぱり経済格差は人間格差なのです。

通勤電車なんかに乗らなければいけない私たちは、それなりの権利(人権って言ってもいいのかな?)の範囲の中で幸せを追求することになります。

 

すべての人がそれぞれ個性があります。

それは長所であり短所であり、必ず両方を持っています。

現在の経済状況は、その欠陥部分が招いた結果として受け入れるべきものです。

 

今はまだ長所部分が光ってないだけで、明日にはどうなるかわかりません。

 

すべての人が頑張れば報われるわけではありません。すべての人が平等ということはあり得ません。すべての人がフルパッケージの人権を請求できません。

 

身の丈をわきまえている人は、すでに行動を開始しています。

生き方を変えてみる。時差通勤をする。職場の近くに移住する。などなど・・・

行動しないで文句ばかり言っても平等は与えられません公平感を自分からつかみに行くべきです。そう、何事においても。

 

一言で言うと、動けよ。

 

 

いかがでしたか?

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