確率思考の戦略論を読んでわかった!絶対絶対その努力間違っている
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
せっかく書いたブログだし、みんなに見て欲しいな〜。という割とシンプルな欲望について考えてみた。
戦略を見つける
私の中で戦略づくりは「つくる」というよりはむしろ「さがす」という感覚です。
引用:「確率思考の戦略論」森岡毅・著
多くの人が注目したいのは多くのファンをすでに抱えている人気ブログか、現在進行形で伸びている成長ブログかの二択です。
私たちの時間は限られているからです。ありとあらゆるブログをチェックすることはできません。
そこでこのブログの成長自体をコンテンツにしようと考えました。
目標を持つ
「結局、どうしたいの?」という話です。そこには人間の生み出す強烈な意志がなければ目的は生まれようがなく、まして戦略の出番など永遠にありません。
引用:「確率思考の戦略論」森岡毅・著
11月の1ヶ月間のアクセス数を100,000PVの大台に乗せたいのです。
理由は簡単なのです。
今年の3月に1期生として入ったブロカレを1ヶ月で飛び出すと決めていた当時の私に約束したからです。特待生になって帰ってくると。そして私はブロカレ内でやってみたいことがあるのです。
注:ブロカレとは、いろんな自分発信をしたいブロガーのコミュニティ。10万PV以下の人を対象としており、10万PVを超えると特待生として優遇される。
目標を達成した時の自分の状況をイメージする
達成したい目的があるとき、次になすべきことは、その目的が達成できているときの状況を想像力と数値を使って徹底的に考えること
引用:「確率思考の戦略論」森岡毅・著
幸いにも、10万PVを経験している知り合いが私の身の回りには多く存在します。
ゴールが目に見えるというのは、そうでない場合と比べて圧倒的有利であるはずです。
私が直感的に思いついた目標を達成する方法は3つ。
1. Twitterによる拡散
2. 検索による流入
3. はてなブックマークによる拡散
それぞれの単品では経験がすでにあります。
1. Twitterによる拡散
堀江貴文さん(ホリエモン)本人の「RT」(=リツイート)のおかげで延べ1,700回読まれている記事です。
著名人に「RT」してもらうことに対する考察は、こちらの記事を参考になさってはいかがでしょうか?
ホリエモンのおかげでギリギリ滑り込みセーフで月間10万PV達成! - だがそれがいい
2. 検索による流入
現在のこのブログのアクセス数の半分強を支えるのが、映画「シン・ゴジラ」に関する記事たちです。
その中でも、「シンゴジラ」と検索してWikipediaの直下に表示されることの記事はこれまでに延べ26,000回読まれています。
3. はてなブックマークによる拡散
はてなブックマークは、つけてもらえると次のはてなブックマークにつながります。こちらの記事は延べ1,120回読まれています。
これらの組み合わせと、そのパターンの繰り返しが、短期間での10万PVを実現する最も現実的なプランであると考えます。一度良い兆候が現れたら執拗にそれに関連する記事を重ねていきます。
ゴールからスタートへ逆算の思考
具体的に数値として答えが出ているものと、現状の自分の持っている数字とのギャップを見ていきましょう。
具体的には、上記で見た3つのポイントです。
1. Twitterのフォロワーはどれくらいいれば?
2. 検索上位の記事は何本いるのか?
3. はてなブログで読者登録している人はどれくらいいれば?
1. Twitterのフォロワーはどれくらいいれば?
知人の中で10月に10万PVを達成した「だがそれでいい」オーナーのとっちゃん。
フォロワーは619人でした。
ただ、とっちゃんは2015年4月からブログを継続してらっしゃるので、もしかしたら1ヶ月で無理やり10万PVに乗せようとする私はさらにハードに行かないと間に合わない可能性があります。
では、もう1人。
「いつまでもアフタースクール」オーナーのぶんたさん。
2016年7月の1ヶ月目から10万PVあったと言います。私のブログのリスタートをこの11月と位置付けた場合、ぶんたさんが一番近い参考例となると言えるかもしれません。
当時のステータスは知る由もありませんが、現在のフォロワーは1,384人。
フォロワーに関しては、PVが伸びたから増える側面もあると思うので、起爆剤となってくれる100人程度がいれば十分なのかもしれません。
フォロワーは相手の行動頼みなのでコントロールしにくい数字で、工夫はしますが、こだわりすぎて資源を投入すべきではないと考えます。
2. 検索上位の記事は何本いるのか?
検索上位によって10万PVを超えたのは、「シンゴジラ 感想」で検索1位に表示される「ユーキズム」オーナーのユーキさんです。
彼はこれ一本でいきなり10万PVを超えたことを、こっそり教えてくれました。
観客動員420万人の注目コンテンツの「+感想」というたくさん検索されそうなキーワードで1位になれば1本でも行けちゃうってことですね。
まあ、シンプルに「シンゴジラ」で検索すれば、私の方が上なのだかな。(負け惜しみ)
国民的コンテンツを探し出すのは、なかなか現実的です。これは資源を投入してアンテナを張るべきです。
ユーキさんご自身による検索1位獲得の理由の考察も参考にしてみてはいかがでしょうか。
PVが30倍になって気付いた検索順位の重要性と上げるコツ - ユーキズム
3. はてなブログで読者登録している人はどれくらいいれば?
はてなブックマークで拡散してくれそうな、はてなブログの読者登録してくれている人の人数について。
「だがそれでいい」は186人。「いつまでもアフタースクール」は読者数を非公開か、または読者登録を受け付けていないようです。
直接のはてなブックマークの数は、「だがそれでいい」が6とか10とか、多くて30。これは意外。長期にわたり継続しているということが、数字に表れない下支えとなっているのでしょうか。
「いつまでもアフタースクール」は7月当時で、ブックマーク数が、3というのもあれば、442というのもありました。さすがに1ヶ月目ですから安定はしていないのかもしれませんが442という爆発力はすごいですね。
しかし、141ブックマークのこちらの記事。
こんな面白いストーリーは、どうあがいても書けないな。
はてなブックマークをつけるというのは、相手の意思に依存したことなのでコントロールしにくいことです。
あまり資源を投入してこだわるべきではありません。
「ブックマークしてくださ〜い!」と書いておくくらいはするべきでしょうが。
限りある資源を投入すべきところ
市場構造にはコントロールすべきものと、コントロールしにくい(できない)ものがあるのです。
引用:「確率思考の戦略論」森岡毅・著
私たちにとって時間も労力も限りある資源です。
従業員を何人でもいくらでも雇える体力があるのであれば話は別ですが、焼け石に水みたいなところには視線を向ける暇すらありません。
私たちができること(コントロールできるポイント)というのは限られています。
なので、やるべきことは意外なほどのシンプルなのです。
読者だってブログを見る時間は一定であると考えたならば、その時間内に選ばれる確率を上げることに専念します。ブログを読む層の人口が一定であると考えたならば、その人数でより多く選ばれる確率を上げることに専念します。
自社ブランドが選ばれる確率は、消費者の好みによって支配されています。
この好みに合う好意度の最大化をするために、誰しもが「あ、これ自分と関係がある」と認知するように入り口を広げます。
そのためにどうしたらいいのかをひねり出すことに自分の資源を集中します。
ここまでの参考書の著者・森岡毅(もりおか つよし)さんとは?
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2010年、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)入社。5年間で60以上の新規プロジェクトをことごとくヒットさせV字回復させる。当時のUSJは、集客数が700万人台前半まで落ち込んだ危機的状況。集客数を5年で660万人増やした。2014年にはハリーポッターをオープンさせ、過去最高の集客1,270万人に。2015年にも過去最高を大幅に更新し、1,390万人に導く。2015年10月に過去最高の175万人と、東京ディズニーランドの同月の集客数を抜いて、集客数日本一のテーマパークとなる。
確率思考の戦略論 USJでも実証された数字マーケティングの力
こちらが森岡毅さんの著書です。
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