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時間がない原因となる4つパターンと1つのシンプルな解消法

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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継続課金型コミュニティ設計・管理

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時間がない。人類史上、誰も解決したことがないこの難問を分解していきます。

私たちに与えられている時間を計算してみると「時間がない」わけではないことがわかります。時間の使い方に個人差があるんですよね。この気づきが大事な第一歩です。その上で、生涯にわたってどのように時間と付き合っていけばいいのかをお話します。

 

<もくじ>

 

時間がないとは時間を無駄使いしている状態

不思議だと思ったことはないですか? 

お金がない人は、本当にないんです。財布の中を見ればわかります。でも、時間なんて、今日はなくても明日になれば誰にでも湧いてきます。明日になれば、銀行口座にお金が自動的に入っているなんてことはないのに、です。

 

それなのに、人は大人になると、お金はあっても時間がないのです。

なんですか、これは?

 

その理由は明らかですよね。時間を消費する用事が増えるということです。

 

風呂釜の栓を抜いたままお湯を入れているようなもの 

時間はないのではなくて、何かに消費していることに気がつく必要があります。風呂釜の排水口を開けたまま、お湯を入れていたことに早く気づいた方がいいのと同じです。今、この瞬間もです。

 

時間を無駄に使っている以下の4つのパターンに、今のあなたが当てはまるものはありませんか?

 

パターン1 やることがない

よく考えてみてください。時間がある人なんていないんです。だって、誰にも時間は平等ですから。結果的に気づいたら、時間がない状況の真っ只中というわけです。

 

やっベーっ!!(汗、汗...)というあの状態です。

 

この数ヶ月、この数年、何をやっていたんだろうと説明ができない経験をしたことはありませんか?退屈に感じたり、自分とは何なのだろうと考えている時は、時間があるのではなくて時間をガンガン消費している真っ只中です。

ちなみに私が大学生の時がこれでした。

 

やりたいことがない場合、やるべきことが具体的な手順に落とし込めていない場合。

気がつくと、成果に対して「時間がない」状態となります。何の成果も得られませんでした!!となります。

 

パターン2 繰り返しているだけ

私たちは日々同じ行動を繰り返していることで、すでに何の疑問も持たなくなっていることがあります。時間通りに三食食べたり、時間通りに満員電車に飛び乗ったり、時間通りにお風呂に入ったりするのがこれに当たります。

 

これらに費やす時間は税金みたいなもので、何の抵抗も見せない素直な国民には驚かされます。なんて、他人には好きなことを言えますが、私も大きな差はありません。

 

パターン3 何かを探している

驚いて牛乳を吹き出さないで欲しいのですが、私たちは一日10分は何かを探しているそうです。まだ驚きませんね?それが1年だと、まる2日と半日。一生だと153日間は何かを探すことに費やしている計算になります。

 

10分 × 365日 = 3,650分

10分 × 365日 × 60年 = 219,000分

 

パターン4 遊んでいる

パソコンやスマホで作業をする時に、体が勝手に反応してFacebookやTwitterをチェックしに行ってしまう経験をしたことはありませんか?場合によっては、タイムラインに流れてきたリンク先のニュースやYouTubeまでくまなくチェックしてしまったり。

 

よし!仕事を始めるぞって時に机のほこりをふき取り始めたり、トイレに行くついで空を眺めたりし始めた経験はありませんか?

 

やろうと思ったこととまったく関係ないじゃん!ってつっこまれてしまうことを人間は急に始めるから面白くて、それでいて怖いです。

 

 

時間がない状況にハマる前に時間の総量を把握するべき

さて、何とかしていくのは時間の話ですが、一旦お金の話に例えるとわかりやすいです。

 

富裕層のお金に対する執着はすごい

面白い話を聞いたことがあります。本人から聞いたので間違いないです。

年間の可処分所得1億円を超えるようなお金持ちの人の多くは、自分の財布に今いくらのお金が入っているのかを1円単位まで把握しているそうです。「お金持ちは意外とケチ」なんていう人もいますが、お金持ちはお金への関心が高いのでお金持ちになり、その状態を保っているという筋の通る話です。

 

あなたは家計簿をつけていますか?

 

時間にも家計簿の概念を持ち込む 

一度、自分の時間について数値化して、目に見える形にしてみましょう。幸か不幸か、時間というものは一日24時間という上限は動かせないものですから。計算しやすいでしょう。

 

「時間がない」状態にはまってしまう事例やその原因は無数にあるのですが、そのほとんどを網羅できるメインとなる対策を思いつきました。1つのメインとなる対策とそれに付随する具体事例へと進みます。

 

長期周期で考えてみる

その対策とは、自分の持っている時間とそれを何に割り当てるのかという計画から1日1日の行動基準を作るというものです。基準値を知っていれば、これまで漠然としていた「やばい!最近、遊びすぎだぞ!」という感覚が、明確に数値に表れます

 

1年のうちにどれくらい時間を奪われるか計算してみましょう。フルタイム8時間を5日という具合にすぐに計算できます。通勤したいならその時間も。睡眠も眠りたいだけの時間を計算してみます。

 

そうすれば、どれくらい時間を自分のための勉強に使えるのか、自分の本当にやりたい仕事に使えるのか、計算できます。

 

リカバリできる範囲での増減は受け入れる 

 

食事を取ったり、お風呂に入ったりも、自由時間から引き算します。そうすれば、1年で最長どれくらい時間があるのかがわかります。食事やお風呂に時間を使うことが怖くなるかもしれませんね。

 

あとはこれを月、週、日に割り算して、今日は失敗しても明日リカバリするなどに使ってください。明確な数字が与えられれば、人は動きやすいものです。リカバリできるかどうかと考えれば、「今、テレビを見ている場合か否か」の判断がとても明確になります。

 

リカバリとは、後から遅れを取り戻せるのか、取り返せるのかです。時間の総量が分かっているとやらないことを決めるのにも役に立ちます。

 

今後5年のあなたに与えられる時間

24時間 × 365日 × 5年 = 43,800時間

一日7時間睡眠を取った場合の睡眠時間

7時間 × 365日 × 5年 = 12,775時間 (残 31,025時間)

一日8時間拘束のフルタイムで勤務した場合の勤務時間

8時間 × 20日 × 12ヶ月 × 5年 = 9,600時間 (残 21,425時間)

・・・みたいな感じです。

 

やりたいことをやる

やりたいこととやらなければならないこととの優先格差を作ることが大事です。複数の作業が横一線だと混乱して結局どれも中途半端になります。外出する時に、家を出ることに集中してエアコンを消し忘れる感覚に近いでしょう。

 

「やりたいことはよくわからないけど、今何かをやるべきだと思う」

 

という状態が一番苦しいんですよね。漠然とした何かは無限にあるので、時間はいくらあっても足りません。やりたいことがない時は、思い切ってやるべきこと(主に食べていくための仕事など)だけに集中してみてもいいんです。

 

やりたいことが見つかったら優先格差を!

 

見つからないものを探さない

見つからないなら物は探さない。買う。

それ以前に物は持たない。持ち込まない。その場で捨てる。

 

「損切り」という言葉があります。

これまでにどれだけの費用や時間コストをかけたかよりも大事なのは、これからもコストをかけ続けるのかということです。

 

時間の値打ちを知ってしまった私たちならば、そんなもののために時間は捨てられないはずです。物への執着を捨てる思考法について詳しく知りたい人は私の過去記事『断捨離徹底研究一万二千字 - みずもん』を参考にしてみてください。

 

5秒で答えが出ないことは考えない

5秒で答えが思い浮かばない場合は、問いが間違っている。

1つの問題のように見えていることは、実は複数の問題の塊であることを知っておくと無駄に悩んで行動が止まってしまうことを防ぐことができます。このことについて詳しく知りたい人は私の過去記事『考える方法論を見つけることができたら人生狂っちゃうよね良い方向に - みずもん』を参考にしてみてください。

 

コストを支払って寝るという感覚を持つ

私たちがこれまでに、みんなもやっているから、と何も考えずに受け入れていた食事を取る時間コストや眠る時間コストを意識してみるだけでも食事や眠りの質にも気を使うようになります。私たちは時間を支払って眠るということを買っているのです。

 

通勤やテレビを見ることや年賀状を書くことなんかも、みんなもやっているからという理由では大きな損害となることに気がつくことでしょう。

 

時間がないという環境を丸ごと捨ててしまおう

死ぬ時に「人生は短い」なんていう子や孫から希望を奪うセリフは吐きたくない。そうではありませんか?気づいたら時間がないなんて、もうまっぴらごめんです。

 

時間がない状態から抜け出すということは、今の生活環境、生き方、価値観さえも大きく変化させてしまうほどに取り組む価値があります。少なくとも、身の回りには、うまくやっている人がいるのですから。

 

何もいますぐ引っ越しや転職をする必要はありませんが、それくらいの変化も恐れないくらいの気持ちを持って意識を変えるだけで行動基準が明確になり、無駄の取捨ができるようになります。 

 

結論をまとめますと、この重要でもっとも価値のある「時間」への関心を最大に高めて、お金以上に自分の持っている時間の総量を把握することからすべては始まります。そこまで明らかになれば、あとは自分の本当にやりたいことに優先格差を設けてとことんやるってことです。これでうまくいきます。

 

おわり

 

 

P.S. 最後まで読んでくれてありがとうございます。

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