入手困難!ホロレンズで近未来を見てきたよ
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
【更新・2017.01.06】マイクロソフトのホロレンズ(HoloLens)を体験してきました。上から降ってくるカラーボールの映像が、現実の椅子の上にたまっていき、椅子の下にこぼれ落ちるというSFのような世界を見てきました。これはどこかの科学未来館ではなく、渋谷のカラオケボックス。そうです!私たちの自宅でもこんなことが起こる未来はすぐそこまで来ています。
<もくじ>
- マイクロソフト ホロレンズって何?(Microsoft HoloLens)
- VRとかARとか 何のこと?
- ホロレンズの活用法
- 入手困難!ホロレンズの入手方法
- ホログラムを実際に体験してみた
- ホロレンズで今回体験できたこと
マイクロソフト ホロレンズって何?(Microsoft HoloLens)
動作で操作するリモコンいらず
Appleウォッチのように身につけるITデバイスを、ウェアラブル(身につけられる)デバイスと言います。
Appleウォッチは見えるところに持ってきて、手でタッチしなくてはなりませんでしたが、ホロレンズは目の前にメニューが現れ、ジェスチャーや音声で操作ができます。
例えば、握りこぶしを上に向けて開くジェステャーでメニューが開き(ブルーム)、選択したいボタンの空中を指でクリック(エアタップ)、指でつまむことで移動できます(タップアンドホールド)。私は神!?そんな気分です。
「HoloLens」はワイヤレスで頭につけるタイプのホログラフィックコンピューティングです。
自分がその場にいながらバーチャルな空間と融合した世界が体験できます。
例えると、スマートフォンなどの画面を通してでないと見えなかったものが、わざわざ取り出さなくともジェスチャーや音声で呼び出してそのまま目の前に浮かんでいるような世界です。
引用:「HoloLens(ホロレンズ)」ってなに?マイクロソフトのMRデバイス特徴まとめ | Mogura VR - 国内外のVR最新情報
日常的によく使うアプリケーションに対応
いつも見ているYouTubeやTwitterなどにももちろん対応。インターネットブラウザはもちろんご用意があります。
これはまさに夢にまで見た世界観!ホロレンズでSkypeするとこうなる・・・
Microsoft ホロレンズ公式
現実とバーチャルが融合
実際に私たちの身の回りのものを認識して、机の上や壁などの障害物に従った映像を映し出すことができます。
机の上のものは床に落ちますし、椅子に腰をかけることもできます。
こちらは私自身が体験した映像です。カラーボールの映像が、現実の椅子を認識して椅子の上に集まり、椅子からこぼれ落ちる様子を再現できます。
VRとかARとか 何のこと?
VRとかARとか略語を当たり前のように使われても、知らんがなって感じの人の方が多いので確認しておきましょう。
VRはもう1つの世界でARは現実の世界にもう1つ重ねる
一言で言うと、VR(バーチャルリアリティー)は、目隠しをした上で第二の世界を見ている状態。Facebookが20億円で買収したOculusからのデバイスが発売されたため、2016年は「VR元年」として騒がれました。
AR(Augmented Reality:拡張現実)は、現実の世界の上に新しい情報を加える状態で、少し前に話題になった「Pokemon GO」がこれに当たります。
Oculusの仮想現実(VR)は、物語を観たり、ゲームをしたり、または鉄のような度胸を持っている人であればジェットコースターを1つか2つ楽しんだりするためのものだ。
HoloLensは拡張現実(AR)の典型だ。このデバイスは、本質的には大やけどの失敗をしたGoogle Glassのハイテク版のようなものだ。
引用:すまない、Oculus。HoloLensを買うことにしたよ | TechCrunch Japan
MRは現実の世界がバーチャルに影響するからよりリアルを実現
一方で、ホロレンズはMRと呼ばれています。
MRとは、Mixed Realityのことです。
デジタルコンテンツが現実世界に組み込まれたように表示する。例えば机の脚の向こうにあるデジタルコンテンツは、机の脚の部分だけ隠れて見えないような処理を行う。ARよりも、より現実世界の影響をデジタルコンテンツ側が受けるといった感じだろう
引用:HoloLensが未来を連れてきた ― ハードウェア、機能、アプリ動作、ユーザー操作 - Build Insider
先ほどのカラーボールが椅子からこぼれ落ちる表現を思い出してください。
<2017.04.19 Facebookカメラエフェクト>
【速報一覧】Facebookカメラ「顔を写してください」って何? - みずもん
ホロレンズの活用法
現実世界の上で、フォントの雰囲気や大きさをデザインできます。
人間の動きをトラッキングした入力情報と同時に、出力したCGを見ることができます。
他にも、ピアノの練習のように現実を見ながら、重ねてお手本が浮かび上がるというものがあります。
入手困難!ホロレンズの入手方法
現在、Microsoftが提供している開発者向けのホロレンズは公式サイトで購入できますが、すべて英語です。
アメリカとカナダの開発者向けの販売なので、日本では大変入手困難となっています。
価格は3,000ドルです。(1ドル = 100.4円)
Amazonでは、494,500円+関東への配送料無料で売っていますよ。
売り切れる前に、おひとついかがですか?
ホログラムを実際に体験してみた
これが、マイクロソフト ホロレンズです。(Microsoft HoloLens)
早速装着してみると、こんなビジュアルになります。
ちょっと、ミスターなんとかっぽい。
多くのVRデバイスはメガネをかけると不自由を感じたので、そのことを心配していたのですが
普段つけているメガネの上からでも、違和感なく装着可能です。
メガネをかけているかどうかは、外からはよくわかりませんね。
ホロレンズで今回体験できたこと
今回は体験会でしたので、操作方法の説明を受けながらいろいろいじってみました。
見たものを見た通りに写真や動画に収めたり、映し出された映像が現実にある物の制約を受ける様子を体感できました。
やはり、このカラーボールが椅子からこぼれ落ちる様が印象的でしたね。
こういうこと、ご興味ある方は是非、交流よろしくお願いします。
おわり