オンラインサロンで身につけたい【キャラ戦闘力】
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
月に1万円の参加費を支払い続ける仕組みの
「オンラインサロン」という会員制コミュニティーに
20ヶ月以上所属して得られていることをまとめます。
結論から言うと、得られるものは多く
しばらくはやめるつもりはありません。
オンラインサロンで学べるスキルとして
仮に「キャラ戦闘力」と名付けておきましょうか。
オンラインサロンとは、
あるカリスマを中心とした愛好家の集まりのことで
塾とは違い、「場」が与えられるだけの
スポーツクラブみたいな場所です。
会員に限定される「場」であるため
その中身について、外の人が知る機会は少ないはずです。
隠されたオンラインサロンの中身とは
特定のオンラインサロンだからどうこう
という話はしないのですが、
具体的な方がイメージが湧くでしょうから
私が所属している
いくつかのサロンの中で
もっともアクティブなのが
堀江貴文 - 堀江貴文イノベーション大学校 - DMM オンラインサロン
です。
会員数が1,000人を超える大型オンラインサロンです。
オンラインサロンとはフィルターを通した世界
オンラインサロンは、
ある人を通した価値観に
賛否何れにしても関心のある人の集まりです。
入るのは簡単です。
月に1万円を支払う甲斐性があれば
O.K.なんですから。
自分がサロンにいることに違和感を覚えた人は
勝手にやめていきます。
お金を支払っているのは自分なので。
自然とサロンに残っている人は
何らかのフィルターを通った人だけになります。
浮かんでは消えるさまざまなイベントやプロジェクト
サロンメンバー発のイベントやプロジェクトは
日々立ち上がり、多くの場合はいつの間にか熱が冷めます。
一般のオープンな世の中で起こっているサイクルが
ハイスピードで回っていることをイメージしてみてください。
日々、トライ&エラーが繰り返されています。
写真はサロンメンバーの前に立つサロンメンバー。特に勉強になったイベント。
単発のイベントを成立させることは
比較的簡単なのですが、
それを継続した「何か」につなげるのはなかなか大変なことです。
一見、消えたように見えていたプロジェクトが
次の「何か」に生かされる形で盛り返すのを
待っているだけかもしれません。
とにかく、
いろんなタネがサロン内には蓄積されていきます。
オンラインサロンは人によって構成されている
コミュニティーというものは
中にいる人のことを言います。
これは「会社」「村」「国」
といった概念と同じですね。
実はコミュニティーにも、キャラがあります。
なぜあなたがコミュニティー(会社など)で浮いているのか - みずもん
人に人が集まるとはどういうことか
1,000人もの人の集まりの中でも
「目立つ人 ≒ 人気を集める人」が出てきます。
私はこういった
ミニカリスマが生まれる過程を観察して
いつも楽しく思っています。
埋もれない技術
1,000人ものメンバーの中で「埋もれない」
というのは、今もそうだし、これからも
もっとも重要なスキルのひとつです。
とってもアクティブなサロン内で
埋もれなければ
より平均的な外の世界では目立つ存在です。
会社の中の目立つ存在ではありません。
メンバーが固定されてない
オープン市場で目立つ存在です。
これって大事な能力ですよね。
埋もれない技術がどのように生きるか
このところ知っている人も増えてきた
クラウドファンディングというものがあります。
不特定多数の人からの資金調達の仕組みです。
個人の企画で130万円以上
数十日で集めた人もサロン内にはいます。
今、脚光を浴びつつある瀬口家のカレーの誕生秘話とスパイスへのこだわり - みずもん
もっと多くの人が関わる例ですと
アメリカ大統領選挙
なんてのもありますよね。
みんなが同じように見えていたら
投票できないんです。
埋もれないことが大事です。
トランプ大統領は
「キャラ戦闘力」が高いでしょう。
わかりやすいキャラクター、
わかりやすいフレーズには
フォロワーがつきやすいのです。
実は、このフォロワーがカギなのです。
もし社会を動かしたいならただセカンドペンギンを探せ - みずもん
インターネットが発達して世界がひな壇になった
インターネットによって
何が起こったのかを一言でまとめると
今まで見えていなかったものが可視化された
ってことです。
インターネット以後に大事なこと
可視化された世界でもっとも大事なことは
「より良い」ことではなく「異なる」ことです。
オンラインサロンを観察しているとわかるのですが
キャラかぶりすると
どちらか(のその特性)が消えます。
怖いですね〜
ひな壇に同じ枠の芸人はいらないからだと
推測しています。
異なるとはどういうことか
異なるというのは3つあります。
・まったく見たことがない新しいもの
・同じカテゴリの中で区別できるもの
・同じカテゴリで圧倒的に認知度が高いもの
一般的には「ブランド」と呼ばれているものです。
オンラインサロン内を観察しながら
「異なるもの」を目指して
考えて、考えて、考える毎日なのでした。
これが「キャラ戦闘力」のお話です。
コミュニティーが重要である理由
Twitterフォロワー1万人よりコミュニティ・ファーストな理由 - みずもん
おわり
参考:
堀江貴文さんによる常識をひっくり返すプレゼン。