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箕輪厚介なる現象

この記事を書いた人:
水元英登(みずもと ひでと)
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継続課金型コミュニティ設計・管理

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パンティ箕輪こと
箕輪厚介さん。

幻冬舎の編集者である
箕輪さんが起こしている現象について
まとめます。

これは、様々な著者が訴えている
これからの時代に求められる
仕事の形であることに気づいていただきたいです。

 

編集者の仕事の再定義

結論から行きたいと思います。

「編集者の仕事とは何か?」

 

それはつまり、

「編集者とはどういう人なのか?」

 

箕輪さん自身の言葉を借りると

自分のおもしろいと思ったものを

一番良い形で、世にお届けすること

(9/28 箕輪編集室 週刊文春編集長対談)

 

“手段” にフォーカスするのではなく
“目的” にフォーカスすると
まるで「編集」の定義が拡張されたように見える。

これが今起こっている「箕輪厚介」なる現象なのです。

 

流行語は「編集する」?

おもしろい。楽しい。思わず笑っちゃう。

やりたいことは、良い形で世の中と関わること。

 

だから編集者は紙にこだわる必要はありません。

電子書籍?

いいえ、そういう狭い話ではありません。

あれは紙のプロットを電子に載せただけですから。
実際、圧倒的なのは紙のシェアです。

 

これからいくつかの系譜に枝分かれしながら
伸びて行く編集の1つの究極の形は「LIVE」です。

おもしろさが伝わる空間を作ること。

紙はLIVEに弱いので、
ここが論点ではないことは
感覚として理解されることと思います。

 

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『人生の勝算』著者を囲んでのエンターテインメント化

 

この点は、大規模イベントULTRAを仕掛ける
小橋賢児さんとの10月末の対談で深掘りされます。

▶︎ULTRA

ULTRA JAPAN - Official Site

 

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「編集する」の横展開

箕輪さんのやっていること、やってきたことは
実はシンプルです。

すべては、この三原則に基づいています。

1. 個として名前を立たせる
2. デジタルとアナログの両利きになる
3. ビジネスモデルを開拓できる人になる

NewsPicks編集長・佐々木紀彦さんの著書から
得たことだと言います。

 

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箕輪編集室 対談ゲスト・佐々木紀彦さん(写真協力:箕輪編集室会員)

 

その佐々木さんとNewsPicks Book
立ち上げた箕輪さんは
今、他にランジェリー・無人島・美容室をプロデュースしています。

どういう形にしたら
みんながバーっと飛びつくか、
編集者という仕事ほど横展開できて
お金にできる人はいないと言います。

 

例えば、SNSのフォロワーによって
代金が変わる美容室。

この発想自体はすでにあったもので
言っただけの人ならば
星の数ほどいます。

ただし、すでにあるものを
どのような見せ方をすれば伝わるのかを
作れるのが編集するということです。

 

未邪気におもしろがって伝えたいだけ

編集者という仕事人が特に優れている能力は

・嗅覚
・口説く力
・最後に愛嬌

だと言います。つまりは人間力。

 

箕輪さんの手がけた最新の書籍
モチベーション革命』では
こんなことが書かれています。

ビジネスはプロデューサーの時代へ

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最低限のものが溢れている時代に
「どう遊ぶのか」まで提案してあげなくては
ならなくなるということが書いてあります。

 

異業種の人と関わるようになって
編集者として麻痺していたことが
大きな力だと気づいたと語っていました。

その原因となったのが
これまた箕輪さん自身が生み出した
『多動力』だったりするわけですが・・・

 

とにかく箕輪さんの様々な施策は
次のコンテンツを生み出し
どんどん膨らんでいます。

理由の1つに箕輪さんは
「ライバルがいない」ことを挙げています。

 

これだけ発信しているのに
追従してくる人が全然いないと。

最後に、箕輪さんからこぼれ落ちた金言をお贈りします。

「みんな無理だと思いすぎ」

 

おわり

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