箕輪厚介なる現象
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
パンティ箕輪こと
箕輪厚介さん。
ニューズピックスアカデミアのイベントの挨拶で、「どうもパンティ箕輪です」って言ったらどれくらい反応があるのか気になってきた。。 https://t.co/fbSM32jqF5
— パンティ箕輪 (@minowanowa) 2017年9月29日
幻冬舎の編集者である
箕輪さんが起こしている現象について
まとめます。
これは、様々な著者が訴えている
これからの時代に求められる
仕事の形であることに気づいていただきたいです。
編集者の仕事の再定義
結論から行きたいと思います。
「編集者の仕事とは何か?」
それはつまり、
「編集者とはどういう人なのか?」
箕輪さん自身の言葉を借りると
自分のおもしろいと思ったものを
一番良い形で、世にお届けすること
(9/28 箕輪編集室 週刊文春編集長対談)
“手段” にフォーカスするのではなく
“目的” にフォーカスすると
まるで「編集」の定義が拡張されたように見える。
これが今起こっている「箕輪厚介」なる現象なのです。
流行語は「編集する」?
おもしろい。楽しい。思わず笑っちゃう。
やりたいことは、良い形で世の中と関わること。
だから編集者は紙にこだわる必要はありません。
電子書籍?
いいえ、そういう狭い話ではありません。
あれは紙のプロットを電子に載せただけですから。
実際、圧倒的なのは紙のシェアです。
これからいくつかの系譜に枝分かれしながら
伸びて行く編集の1つの究極の形は「LIVE」です。
おもしろさが伝わる空間を作ること。
紙はLIVEに弱いので、
ここが論点ではないことは
感覚として理解されることと思います。
この点は、大規模イベントULTRAを仕掛ける
小橋賢児さんとの10月末の対談で深掘りされます。
▶︎ULTRA
「編集する」の横展開
箕輪さんのやっていること、やってきたことは
実はシンプルです。
すべては、この三原則に基づいています。
1. 個として名前を立たせる
2. デジタルとアナログの両利きになる
3. ビジネスモデルを開拓できる人になる
NewsPicks編集長・佐々木紀彦さんの著書から
得たことだと言います。
なるほど!箕輪さんのやってきたたった3つのこと - みずもん
その佐々木さんとNewsPicks Bookを
立ち上げた箕輪さんは
今、他にランジェリー・無人島・美容室をプロデュースしています。
どういう形にしたら
みんながバーっと飛びつくか、
編集者という仕事ほど横展開できて
お金にできる人はいないと言います。
例えば、SNSのフォロワーによって
代金が変わる美容室。
この発想自体はすでにあったもので
言っただけの人ならば
星の数ほどいます。
ただし、すでにあるものを
どのような見せ方をすれば伝わるのかを
作れるのが編集するということです。
プロデュースさせてもらっているフォロワー数で値段が変わる美容室、完全にバズりました。
— パンティ箕輪 (@minowanowa) 2017年9月26日
無人島から、美容室、はたまたパンティまで編集して、届けます。
僕へのプロデュース依頼はDMで!https://t.co/V8wrRWD5mX
未邪気におもしろがって伝えたいだけ
編集者という仕事人が特に優れている能力は
・嗅覚
・口説く力
・最後に愛嬌
だと言います。つまりは人間力。
箕輪さんの手がけた最新の書籍
『モチベーション革命』では
こんなことが書かれています。
ビジネスはプロデューサーの時代へ
最低限のものが溢れている時代に
「どう遊ぶのか」まで提案してあげなくては
ならなくなるということが書いてあります。
異業種の人と関わるようになって
編集者として麻痺していたことが
大きな力だと気づいたと語っていました。
その原因となったのが
これまた箕輪さん自身が生み出した
『多動力』だったりするわけですが・・・
とにかく箕輪さんの様々な施策は
次のコンテンツを生み出し
どんどん膨らんでいます。
理由の1つに箕輪さんは
「ライバルがいない」ことを挙げています。
これだけ発信しているのに
追従してくる人が全然いないと。
最後に、箕輪さんからこぼれ落ちた金言をお贈りします。
「みんな無理だと思いすぎ」
おわり
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