ウニ嫌いによるウニ解説初級。残りわずかの旬のうちに生ウニを食べるべき!
水元英登(みずもと ひでと)
継続課金型コミュニティ設計・管理
ウニは好きですか?これほど意見が真っ二つに分かれる質問は他にないのではないでしょうか。日本は世界一のウニの消費国で、世界一の繁殖技術も持っています。日本に生まれたメリットを活かすならウニに目を向けるべきです。
美味しいウニの見分け方
実は、見分けるも何も、まず生ウニが美味しいです。
生ウニは水揚げして数日で溶けてしまいます。そのためミョウバンと呼ばれる一種の食品添加物で型崩れを防いでいる場合に苦味を伴います。
ちなみに、ウニを漢字にする時に、生のものは「海胆または海栗」、加工したものは「雲丹」と書きます。これからは注意して見てみてくださいね。
ウニにも色々な仲間がいる
ウニには900種類もの仲間が生息しており、日本近海だけでも140種類が知られています。
日本で生ウニとして食べられているのは主に「バフンウニ」と「ムラサキウニ」の2種類です。
バフンウニは、小柄でトゲが短く密生しています。実は濃いオレンジ色で、独特の香ばしさがあります。
ムラサキウニは、日本で最も普通に見られるトゲの長いウニです。風味に独特の磯の香りがあります。
生ウニの赤色と黄色はどっちが美味しいの?
ウニって、身が黒っぽいのと白っぽいのがいますよね。
何となく色の好みで選んじゃうと思いますが、実はその選択が「ウニの好き嫌い」の分岐点だったのかも知れません。
あれはオスとメスで、味に違いがあります。
メスの方が濃いオレンジでトロッとしますが、オスは黄色でメスより濃厚な味です。
一般的には、オスの方が美味しいと言われています。
どちらを好むかはお客様次第。
画像引用:http://www.isogiyoshi.com/wp-content/uploads/2011/07/uni1.JPG
ウニが絶対的に好きな人って人口の何%いるのだろうか?
私はお寿司屋さんに行っても、進んでウニを注文することは、これまでは、ありませんでした。
それはこれまでに美味しくないウニを食べさせられて「これがウニなんだ」と頭にインプットされていたからなんですね。
私は8月11日にマグロの解体ショーをやります。こちらはおかげさまで定員となりました大人気の企画です。マグロ好きなら来ざるを得ないようなイベントを目指しました。
その流れで、次は生きたウニのつかみ取りをしてもらって、そのまま割って食べちゃう企画ができないかなと構想しているところです。
マグロについても調べてみると知らないことばかりでした。ウニと同じように品種のことや「赤身とトロ」が体のどこにあるのかとかそういうことです。
まだまだ世の中のことの大部分を知らないのだなと実感しました。
ウニに関しても、全国のウニ好きならば「行かねばならぬ」となる企画が思いついたら実現したいです。
ウニで儲かるの?
私は幸運にも食べることが好きでした。
誰かが好きなことには必ず「求める声」があります。「ビジネスチャンス」なんていう安っぽいものじゃなくて、人の群れを動かす力があると信じています。
それは、コミックかもしれないし(コミケ)、映画かもしれないし(アナと雪の女王)、新しいところで言うとVR(バーチャルリアリティ)かもしれませんね。
下の例は、牡蠣に突き抜けた人物の活躍の例です。
世界的に貨幣経済の行き詰まりが「格差の拡大」という形で目に見えるようになってきています。もうお金を稼ぐなんてコスパが悪い。
これまでは「お金とは有限なもの」だと思われていましたから、食事に対して高いor安いの概念がありました。
これからは一生のうちのお腹が空くチャンス、つまり食事の回数が有限であることの方が稀少であり価値があることに気がつくことでしょう。
「良いものしか食べたくないよ」という人々が出てくるはずです。
これからの時代は、未来について考える時間があるかどうかの「未来格差」の時代だと考えています。新しい戦い方の時代です